プロテオグリカンすこやか

コラーゲンやヒアルロン酸とともに細胞間に存在し、高い保水力と柔軟性を持つことから、クッションのような役割を果たします。

皮膚や軟骨を構成する「プロテオグリカン」

プロテオグリカンは「プロテイン（たんぱく質）」と「グリカン（多糖）」の複合語で、ブラシ状の糖鎖の間に水分を保持する働きがあります。

水分保持率ヒアルロン酸の1.3倍

プロテオグリカンの水分保持率はヒアルロン酸の1.3倍です。
ヒアルロン酸を超える高い保水能力を持っています。

ヒアルロン酸は1gで6リットルの水を保持できますが、プロテオグリカンは、ヒアルロン酸のさらに1.3倍の保水力を持っている弘前大学発の今注目の新素材なのです。

第3の生体成分

プロテオグリカンが抽出される鮭の鼻軟骨（氷頭）は、青森県をはじめとする地域では古くから食されており、歴史のある安心な原料です。プロテオグリカンは、コラーゲンやヒアルロン酸とともに細胞外マトリックスを形成する「第3の生体成分」として優秀な機能が認められていました。

しかし、抽出がとても困難で、かつては1グラム3,000万円以上と高価であったため、化粧品等への利用は諦められていました。

鮭の鼻軟骨から抽出に成功

高価だったプロテオグリカンですが、近年、青森県の郷土料理「氷頭なます（鮭鼻軟骨を酢に漬け込んであえたもの）」をピントに、簡単に大量に抽出することに成功。化粧品や食品にも利用できるようになり、安く手軽にプロテオグリカンを入手できるようになりました。

平成23年には、未利用資源から抽出したプロテオグリカンを利用した新産業の創出として、内閣府が主催する産官学連携功労者表彰において、農林水産大臣賞を受賞しました。

また、平成25年には、青森県のプロテオグリカン活用事業が文科省、経産省の下部組織である全国イノベーション推進機関ネットワークの「イノベーションネットアワード2013」にて、最高賞となる文部科学大臣賞と受賞。

プロテオグリカンは、ダブル大臣賞を受賞した優れた成分です。

各メディアでも紹介

プロテオグリカンは、次世代の新素材成分として、美容や健康に関する情報誌などでも度々特集されています。

また、2015年7月28日放送の「たけしの健康エンターテインメント！みんなの家庭の医学２時間スペシャル」でもプロテオグリカンが紹介されました！